嫌だった課長になって良かった事と辛い事~1年を振り返った経験談

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疲れた人の画像 豆知識
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なりたくなかった課長になって1年たった

 

今年課長になった私ですが、1年を振り返ってなんだかんだ良かった事辛かった事をまとめようと思います。

私は本当に初めは嫌で仕方がなかったので。

ただ、今となっては課長になって良かったなとも思っています。

未来の課長さんの参考になれば。

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課長と言われた時

サラリーマンをやってると昇進する事は喜ばしい事なんでしょうけど、課長のポジションを横目で見ていて大変そうだなと思ってました。

上から下からプレッシャーがきつそう

いつかこの日が来るとは感じていましたが。

部長から呼び出しがあり『課長になって欲しい』

サラリーマンなら『はい、喜んで~』なんでしょうが

私は『それは僕ですか?』

って言った記憶があります。(動揺してます)

君の将来のために~ とか 君しかいない~ とか言ってもらってたんですが私の頭の中はどうやって断るかグルングルン回ってました。

私の小さな抵抗は下のような感じ

  • 私は管理者というより実務をやりたい
  • 自信がない。

結局面談1回目は1週間くらい考えるという事で終わり

1週間後、第2回目

私の思いは変わらず、同じようなやり取りを1時間ほど。

その後も数回部長からの面談を実施

おそらく第5回くらいまであったかと。

最後はもう根負けした形で了承しました。

もうこのやり取りの時間ももったいないですし。

お互いが平行線で生産的ではないんですよ。

良かった事

打ち合わせの画像

結局課長になった私ですが、良かった点も多くあります。

  1. 管理職という経験
  2. 部下との関係
  3. 他部署との関係
  4. 度胸がつく
  5. 給料

順に見ていきます。

管理職という経験

この経験値は大きいなと思います。

今まで実務メインで自分の仕事を管理していれば良かったんですが、管理職になると課の仕事を管理する必要が出てきます。

せまく深くというより、広く浅くといった仕事のやり方

これは嫌でもそうなります。

忙しすぎて深く見る余裕がないんですよ。

課として受けるべきか受けないべきか判断を迫られるので、貴重な経験が出来、とてもやりがいがあります。

部下との関係

今までは横のつながりだったものが縦に。

私の場合10人ほどの部下がついたのですが、年配の方もいます。

横では見えてなかった仕事の状況が見えてきます。

やる気の有無、うまくやる人、不器用な人

私は部下との関係は特に気をつけてました。

やり取りを見ていて危なそうなニオイがしたら早めに是正して問題が大きくならないよう注意

そうしてるうちに一方的かもしれませんが信頼関係のようなものが出来てきて早めに相談してくれるようになってきています。

そこまで報告してくれなくてもいいよと思う事もありますが、この点は嬉しく思います。

他部署との関係

他部署との関係も変わってきます。

今までは他部署の実務担当とのつながりでしたが、他部署の管理職から課としてのやり取りになります。

課として依頼を受けて、それを下のメンバーに下ろす形に。

断る事も時には必要になりますし、お願いをする事も有ります。

他の部署とのつながりも一気に出来るので今後の仕事にも役立ちます。

度胸がつく

多くの悩みを抱える事になりますが、ちょっとの事で動じなくなります。

私あんまり人前で話すのは得意じゃないのですが、プレゼンや上層部への説明などする機会も増えて度胸がつきます。

はじめはドキドキしますけど。

給料

当たり前ですが昇進なので給料面は上がります。

私の場合、月給は大きく変わりませんがボーナスが増えました。

やっぱりやって良かったと感じるのはお金ですね。

辛い事

会議室の画像

もちろん辛い事も多々あります。

  1. メールが尋常じゃなく増える
  2. 上層部との関わりが増える
  3. 会議が増える
  4. 部下との評価面談
  5. 部下にやめたいと言われる

メールが尋常じゃなく増える

課のメンバーのメールが落ちてくるようになるのでメールがビックリするくらい増えます。

ほぼ日々の業務が、会議の出席、メールの処理 で終わります。

その日のメールはその日のうちに処理するようにしてるのでメールのチェックだけで大変

会議が増える

会議への出席が多くなります。

他部署との定例会、部署内の報告会、部下から出席依頼のある会議など

1日のほとんどが会議で終わる事も。

会議多すぎ。なんとかしないと。

上層部との関わりが増える

部長、事業部長、役員、社長が出席している会議に同席する事も出てきます。

部下の意見を取りまとめ上層部へ直接報告する必要もあり、非常に気を使います。

部下との評価面談

私的に一番辛かったのがボーナス面談

評価が良ければいいですが、評価が低いメンバーにはどういった点を改善必要なのかキチンと説明して納得してもらう必要があります。

これが本当に辛い。

私と部長の評価が異なる場合は部長へも説明しないといけません。

 

これは私の体験談

もう定年に近い年配の方との面談時

私:今回の評価は ~ です。
部下:なぜですか?納得できません。
私:私はあなたにはもっと上のレベルの仕事を求めてます。
(仕事内容を説明して)
部下:そういった経験がなく無理。

向上心がないとこっちも辛い。

部下にやめたいと言われる

突然ちょっといいですかと呼ばれる事があります。

嫌な予感の中ついていくと、やめたいと言われた事が一度あり。

その時はまだ思っているだけだったので考え直しをしてくれましたが。

こういった場面も非常に辛い。

まとめ

1年課長をやりましたが、とにかく忙しかったです。

仕事上だけでなく、課のメンバーにも気を付けてきました。

非常にやりがいは有り、人間的にも大きく成長します。

今のところは課長になって良かったなと思えるようになりました。

むろん会社にもよるのでなんとも言えませんが、課長になる方の参考になればと思います。